タバコへの嫌悪感


「うっ。 この人喫煙者だ!」
と、体臭で分かった時、私のもつ嫌悪感は、激しいものがあります。

私と同じように、禁煙に成功した人、つまり、昔は喫煙者だった人ほど、
タバコの煙や臭いを非常に嫌います。

理由は大きく2つあると思います。

一つは、タバコが恐るべき病気の原因となることを学んだために、その煙
や臭いに耐えられなくなる、ということ。
放射能の恐ろしさを知って、原子力発電所に近寄らなくなるようなもので、
ある意味では、知識と教養の賜物であると言えるでしょう。

もう一つは、禁煙して、キレイな空気の中で生活し、それを楽しむことを
阻害される不快感です。
新品の洋服を、ドロや埃で汚されるような、そんなイヤな気持ちです。
これもまた、タバコがいかに、けがらわしく、不潔で、身体も心も汚していく
のかを知ったことによる感情だと言えるでしょう。

タバコのことを知れば知るほど、嫌悪感が高まるのは自然なことです。
化学物質が土壌を汚染するのと同じように、タバコが身体を汚染していく。
それが「タバコを吸う」という行為です。

タバコへの嫌悪感が心に形成されたならば、あなたの喫煙に対する知識は、
禁煙を成功させるに足るレベルに達したと言ってよいと思います。





TOP




inserted by FC2 system